どこの塾がいいの?
みなさんこんにちは!
今回は塾の選び方についてお伝えします。
中学受験の塾と聞いて名前が挙がるのは「SAPIX」「日能研」「早稲田アカデミー」「四谷大塚」あたりでしょうか。
今回は、超難関校の中学受験に強いSAPIXについて。
お子様が御三家か同等の学校を目指すならSAPIXをお勧めします。
SAPIXはターゲットを御三家ランクの子どもたちにしているので、当然そのレベルのお子さんたちをたくさん見てきており、様々なタイプの子どもたちに対してどのように合格にアプローチしていったらいいのかという圧倒的な情報量と合格させるメソッドを持っていると思います。
例えば、同じ難関校を目指す子どもの中でも、6年生の夏までスポーツをやっていて本格的に受験に向けての勉強をし始めたのは夏以降という子どもと、3年生からずっと勉強だけをし続けてきた子どもでは、指導のしかたが変わってくると思います。
大手の塾は様々なバックグラウンドを持っている子どもたちが、それぞれの志望校に合格できるようなメソッドを持っていると思いますが、SAPIXは御三家レベルの学校についての情報量と経験が圧倒的に多いです。
もちろん、他の塾からも御三家に入っている子どもたちはたくさんいますし、個別塾でも合格を勝ち取っているお子さんもいます。
ただ私は「塾に行かず、市販の教材と親の指導で御三家に合格した!」という希少な経験を自分の子どもたちにも取り入れて同じように合格させることができる自信がないので、多くの情報の中から子どもに合ったアプローチを教えてもらいたいと思い、SAPIXを選びました。
ちなみに、桜蔭の受験の際に毎年恒例の塾の先生方の激励の列ができており(コロナ前のため)、SAPIXの列だけが大行列の初詣のような様相となっていました。
当然握手というよりタッチで流れ作業のようでしたが、他の塾は子どもたち一人一人にしっかりと握手をして激励の言葉を伝えていました。
ここまで散々SAPIX推しとお伝えしましたが、私個人としては日能研大好きです(笑)!
次回に続きます!
そろばん?公文?
中学受験をする場合、低学年の頃にどのような習い事をしたらよいのでしょうか。
よく話にあがってくるのがそろばんと公文。
うーん、中学受験のための手段としてやるならどちらでもよいと思います(笑)
私と子供たちはそろばん派、なぜならうちの隣のマンションの一室が教室だったから。
公文は隣の隣の隣くらいのマンションの一室で遠かったので・・・(笑)
そろばんや公文は週3で通う必要があるというところも多いかと思いますので、小学校低学年のお子さんには立地が結構重要かと思います。
実際、中学受験の算数に関しては、計算がはやくて正確というのはアドバンテージになります。
多くの学校で出題される最初の四則計算などに時間をかけず、後の考えさせる問題に時間をかけることが出来ますし、考えさせる問題においても計算過程に頭と時間を使う必要がなくなるからです。
実際同級生でも中学受験のために5年生からそろばんに通い始めた子もいたので、それを低学年のうちに身につけておくのは有効かと思います。
公文についてもかなりの枚数のプリントをやることで、計算の速度と精度が着実に上がると思います。
そろばんを低学年で習うことのメリットに限って言えば、級が上がると応用問題で割合の問題なども出てくるので中学受験の問題がイメージしやすいということかと思います。
また、親御さんやそろばん教室の先生にもよると思いますが、「リンゴを何個ずつ配ったでしょう」という問題に「4.8256個」や「6,800,000個」といったような現実的にありえない解答に対し疑問を持つことができるということでしょうか。
あくまでも中学受験のツールということでそろばんをお伝えしましたが、そろばんの大会でトロフィーや賞状をもらって本人が喜んだり、買い物の際に合計でどのくらいの金額になるか事前にわかったりするので、受験以外でもそろばんを習うメリットはあると思います!
暗記ってどうすればいいの?
急に寒くなって参りましたが、受験生、親御さん方、風邪などひかれていないでしょうか。
本日は暗記について。
昨今の中学受験では、暗記だけでなく考える力が必要と言われています。
ただこれ、暗記が不必要なわけではなく、暗記した知識を土台としてどこまで発展して
考えられるかということだと思います。
例えば「環境問題について今後どうすれば良いと思うか」という問題に対し、全く環境についての基礎知識がなくて、現在どのような状況で、どのような対策が取られるべきかも知らないのに、答えが導き出せるとは思いません。
ということは、土台となる知識は必須。そして知識を蓄えるための暗記も必要・・・
暗記が不得意というお子さんは多くお見受けしますが、自分の暗記スタイルを確立することが重要ではないかと思います。
暗記のスタイルは大きく分けて2つ。
一つ目は内容は後回しで大筋をごっそり丸暗記し、あとから一つ一つ内容を理解していくタイプ。
二つ目は、最初から内容を理解して納得して覚えていくタイプ。
中学受験を決めたのが6年生などでなければ、どちらのタイプでも構わないと思います。(時間がない場合は、一つ目のタイプでないと間に合わないかも)
一つ目のタイプだと、早い時期から網羅的に問題を解くことができる、二つ目のタイプだと考えさせる試験問題にはじっくり考察した深い解答ができるなど、どちらもメリットデメリットがあります。
結局どちらのタイプがいいとか悪いとかではなく、お子さんのタイプを見極めるのが重要。
一つ目のタイプにおいては、歴史でよく使われるゴロ合わせ、頭文字を拾っていくスタイル、歌で覚えるスタイル、ストーリーを作るスタイルなど、お子さんが楽しく暗記できるやり方を早めに見つけてみてください。
ちなみに自分の暗記のスタイルは大人になってもあまり変わることがないようで、
私は頭文字を拾っていくスタイルを中学受験から税理士試験まで続けております。
また、二つ目のタイプのお子さんに関しては、授業の進度や各教科への時間配分(暗記科目にそこまで時間をかけていられない)などから、親御さんが「とりあえず丸暗記しちゃいなさい!」と言ってしまう場合もあるかと思います。
ただ、このタイプのお子さんにとってそれは逆効果なので、本試験までの長い目でスケジュール調整をしていただくのがいいのではないかと思います。
そして、覚えたはずなのにテストであれ?思い出せない?となるのが暗記のつらいところ・・・
これについてはエビングハウスの忘却曲線に基づいて復習をするのが有効かと思います。勉強してから1日以内、1週間以内、1か月以内に再度復習することで記憶を定着させることができるようです。
中学受験は、高校生、大学生の定期試験のように短期記憶でどうにかなるというよりも数年かけてじっくり挑むものだと思いますので、できるだけ早めにお子さんの暗記スタイル、ひいては問題に取り組むスタイルを確立することが合格につながるのではないかと思います。
応援しています!!!
1月って休んでいいの?
今回は小学校の出席についてお伝えしたいと思います。
6年生の3学期になると、何人かの中学受験生は小学校を休んで自宅で勉強するようになります。
風邪やインフルエンザが流行る時期でもあり、最後の追い込みの時期でもあるため、親御さんとしては小学校より受験勉強を優先させたいと思うかもしれません。
私はフルタイムで仕事をしていたので、小学校を休ませるという選択肢がなく、今日も学校に行ってみんなと勉強して、遊んで、おいしい給食を食べてきてねー!という感じでした。
また、子供たちの通う小学校では中学受験をする子が多かったため、受験生本人だけでなく、受験をしない子供たちもマスクを着用していて風邪やインフルエンザが流行らないよう配慮してくれていました。
もちろん良好な親子関係が出来ており、中学受験の勉強を自宅でコツコツできる子であれば、ご家庭の方針で休むこともありかもしれません。もしくは急にエンジンがかかって、お子さん自身が「学校を休んでも勉強したい!」というかもしれません。
ですが、小学校を休んでも、たいていのお子さんは途中で勉強に飽きてしまうと思います。さらにお母様は「学校休ませてるのに何でちゃんとやらないのぉ!」となり、親子げんかのもとにもなりかねません。しかもお昼ご飯まで作らなくてはならないのです!!!
また、学校によっては正当な理由がない欠席は減点など、出席日数を重視する学校もあります。
1月に学校を休ませる場合には、お子さんとの話し合いを持ち、性格や影響などを考え、慎重に考えたほうが良いのかなと思います。
ちなみにうちの小学校では、2/1などは出席している子どもが少なかったため、みんなでフルーツバスケットなどをして楽しんだそうです!娘は、行きたかったー!とぼやいておりました。
面接時の服装
いよいよ受験まで4か月!風邪などひいていないでしょうか。
今回は少し気が早いですが、面接時の服装についてお伝えしたいと思います。
我が家では女子校2校(うち1校は保護者面接もあり)、男子校1校で面接がありました。
学校の入試説明やネットなどでは、服装についてはこだわらなくても良いと書いてありますよね。もちろん、お子さんが着なれないブレザーやスラックス?を着たため、気になって筆記試験に集中できないとなると大変ですから、普段のトレーナーやジーンズで試験を受けさせたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
ただ私はけっこう小心者なので、もし落ちたら「子供の服装がパーカーだったから!?もしくは私のスーツが派手だったから!?」とか思って後悔してしまいそうだったので、面接時の王道の紺ブレザー&チェックのキュロット(女子)、紺ブレザー&紺半ズボン(男子)、シンプルな紺のスーツ(私)にしました。
(ちなみに娘は当時ズボンしかはいておらず、スース―するからどうしてもスカートをはきたくないとのことだったので、妥協案でキュロットでした。)
試験終了時に出てきた子供たちを観察してみると、桜蔭の先頭集団はほとんどが紺ブレ&チェックのスカート&二つ結び&眼鏡で、女子学院は何人か普段着のお子さんを見かけたような気がします。
愚息は1/31から風邪をひき、プチ病人状態で試験に行ったため生存確認をするのが精いっぱいで、男子校の受験時の服装は観察できませんでした・・・
もちろん普段着であっても合格する子は合格すると思います。
ただ、数人単位の集団面接で、周りがみんなブレザーなどきちんとした服装で自分だけ普段着だった場合には、お子さん自身が委縮してしまう可能性もあると思います。
また、学校によっては形式を重んじるところもあると思いますので、清潔感のある、子供らしい無難な服装にしておいた方が良いのではないかと思います。
中学受験生の海外派遣
夏休みも終わり、二学期が始まりましたね!
都内のいくつかの区では、小学生の海外派遣制度があります。
港区では区内の6年生40人くらいが夏休みに9日間ほどオーストラリアに派遣されます。希望者は事前に申請し、面接などを経て派遣メンバーが決まり、現地ではホームステイをして学校に通い、異なる文化に触れることができます。
ただ、この海外派遣、実施が6年生の夏休み。中学受験生にとっては夏期講習の真っただ中。しかも実際オーストラリアに行く9日間のほか、参加必須の事前研修、事後研修でかなりの日数が潰れてしまうのです。
我が家ではあまり深く考えず応募して派遣メンバーに選んでいただきましたが、あまりの事前研修の多さに、日頃メンタルの強い我が子もさすがに「こんなに塾休んで大丈夫かなぁ」とつぶやいたほどです。
ただ、実際ふたを開けてみると派遣メンバーの多くは中学受験をするお子さんだったため、不安はなくなったようです。
海外派遣の内容については後日詳しく書きたいと思いますが、私は海外派遣をお勧めします!もちろんお子さんによりますが。
この時期の子どもにとって国際交流は得るものが多く、家族の海外旅行では味わえない経験ができると思います!
また、この海外派遣での経験を願書や面接の際に学校側に伝えることで、他のお子さんとは違う光るものをアピールできるかもしれません!笑
あと数点!そんな時に!
「あと4点あればクラスが上がったのに!」
「あと2問漢字が書ければ、もしくはあと1問最初の計算問題間違えなければ、合格可能性が80%になったのに!」
こんな発言をした保護者の皆様、少なくないと思います。
小学生にとって、ケアレスミスは本当にもったいないと同時に中学受験に切っても切れない悩みだと思います。
そして、ケアレスミスはどうしようもない、次に気を付ければ何とかなると親子ともに思うことが多いかと思います。
でもその数点で合否が決まってしまったとしたら!?
多くの学校では最初の大問で計算問題、漢字の書き取り等を出題しています。(さすがに開成、筑駒などでは出ていないようですが・・・)
そこで点数を落としたくないですよね。
少しでもケアレスミスをなくすために私が実践して効果が出たのは、朝ご飯前に10問くらい簡単な四則計算、漢字、ことわざをやる!です。
私自身ケアレスミスなんて注意深くやればどうにかなるから、朝からがっつり問題解きたい!と思っていたのですが、当時の日能研の「計算と熟語」(数十年前のことなので、昔は違う名前だったかも)が白紙でもったいないなーと思い、半分寝ながらやり続けた結果、大問1で点数を落とすことが激減しました。
算数の一行問題の食塩水や角度の問題でも一応図を描いたり補助線を引いたりしなければ解けませんが、最初はもっと簡単な本当に計算や漢字のみをやってみてください。(日能研の計算と熟語やサピックスの基礎トレの最初の数問あたり。)
やり続けていると、起きたばかりで頭は動いていないのに、手だけが勝手に動いている状態になります(笑)。
お子さんの多くは、テストで1問目の簡単な問題を解きながら、もう下の方の骨のある問題に意識がいっています。「今回は物語文かー、得意だー」とか「場合の数・・・全部書いたら余白スペース足りるかな(笑)」など。
そんな状態でも、頭を使わず機械的に手だけを動かすことができれば一挙両得!一石二鳥!
試しにやってみてください!